設立趣意書
私たちは、地球規模での流通・流動が常態となったグローバル化社会、競争と技術革新が絶え間なく起こる知識基盤社会において、変化に対応しながら暮らしています。また、我が国では、本格的な人口減少・少子高齢化社会が到来し、生産年齢人口の減少や産業構造の変化をはじめとする様々な課題が山積しており、「持続可能な社会」の構築が求められています。
今後ますます変化が激しい時代を生き抜く子どもたちに対しては、「思考力」を中核として、それを支える「基礎力」、その使い方を方向付ける「実践力」という3層構造で構成される21世紀型能力を身に付け、コミュニケーション・コラボレーションを通じて、新たなイノベーションを創造するための教育を行うことが重要になります。
そこで、ものづくりが盛んな山形県ならではの「地の利」を活かし、本県の教育界、産業界、関係機関等が連携し、「やまがた メイカーズ ネットワーク」を設立することになりました。この組織は、会の目的に賛同する有志で構成され、会員の企画・提案型の活動や情報交換による連携・交流を行うものです。ものづくりを通じて、変化の激しい時代を生き抜くために必要な能力を身に付けるための教育活動を展開・支援し、やまがたの次代を担う“人財”を育成することを目指します。“人財”育成を通じて、「持続可能な社会」構築のための一端を担う本会の取り組みを、全国・世界に向けて発信してまいります。
※人財:一人一人がかけがえのない価値を持つ唯一無二の存在であり、“人財”と表現している。
平成26年1月21日
設立発起人
山形県産業科学館 | 館 長 | 大津 清 |
涵養塾 | 塾 長 | 笠原 照明 |
山形電波工業高等学校 | 教 頭 | 齋藤 薫 |
山形県教育センター | 指導主事 | 齋藤 秀志 |
山形県工業技術センター | 主任専門研究員 | 多田 伸吾 |
那須電機株式会社 | 部 長 | 那須 広紹 |
山形大学大学院理工学研究科 | 教 授 | 古川 英光 |
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